僕が出逢った十人十色

日本酒の良さを若い人に伝えたい-岡山学生日本酒応援隊OMACHI- Vol.1 若い人に日本酒の良さを知ってほしい!

対談企画「僕が出逢った十人十色」第10弾は、岡山の地酒を広めていきたいという想いから「岡山学生日本酒応援隊OMACHI」を立ち上げた柴田京香さんに話を伺いました。

柴田 京香
1996年生まれ。岡山県出身。岡山理科大学のイベント企画団体「とり.OUS」で活動していく中で、とあるきっかけで備中の地酒バル粋酔日でアルバイトするようになり、岡山の日本酒の魅力に惹かれる。岡山の地酒を広めていきたいと強く思うようになり、2018年「岡山学生日本酒応援隊OMACHI」を立ち上げる。米と水からいろんな味が作られる日本酒に惹かれた彼女は、大学生を中心とした若い世代に、その魅力を伝えるべく様々なことを企画している。

若い世代に日本酒文化を!

ケンフィー 今日は OMACHI の話をいろいろと聞かせてください。

柴田 京香 まず団体の説明からします。(OMACHI を)なぜ作ったかというと、バイト先で岡山においしい地酒があることを知り、岡山のおいしい日本酒を広めたいもっと若い人に知ってもらいたいと思い立ち上げました。過去に酒蔵を巡るツアーや後楽園での日本酒のイベントを行いました。今後も様々な切り口で日本酒を楽しむイベントを企画していきたいです。

ケンフィー ネットで調べてみたら、岡山で地酒を PR しようとしている団体も出てきて、そことはどう違うんかな?

柴田 京香 そちらの団体さんは後楽園で日本酒のイベントを年に 2 回やってて、幻想庭園のある春と秋にやってますね。あと、地酒応援団の方は毎年 2 月から 4 月にかけて新酒祭りという、蔵で行われる新酒のイベントがあるんですけど、そこでスタッフをされたりしながら地酒を盛り上げておられます。私が作った団体は、若者目線で気軽にお酒を親しんでもらえるような場づくりとか、コミュニティづくりを主にやっていきたいと思っています。

ケンフィー 地酒応援団は、お酒を切り口にイベントを企画しているのに対して、(OMACHI は)そうではないと。

柴田 京香 そうですね。お酒好きな人が(地酒応援団が企画したイベントに)行くみたいな感じなんですけど、もっとマーケットを広げていきたいというのがありますね。あと日本酒のイベントでは若い人が少ないんですよ。30 代でも、そのイベント内では「若いね」って感じで。徐々に(日本酒を好む若い人が)増えているんですけど、もっと広げたいなと思って。

大学生の悪いイメージを払拭したい

ケンフィー 若い人たちが日本酒を親しむようになると、どうなっていきそう?

柴田 京香 まず、大学生は飲み放題の日本酒しか飲んだことない人が多くて、美味しくなかったりとか、変な飲み方して悪酔いしたりとかして、日本酒イコール酔うためのお酒みたいなイメージを強く持っている人がちらほらいるように感じます。でも、それってすごくもったいないなって思って。そうじゃなくて、適量摂取すれば身体にも良いですし水と一緒に飲めば悪酔いすることもありません。場を楽しむ一つのツールとして日本酒があったら面白いと思います。岡山にもおいしいものが沢山あるので飲んでもらいたいなと思います。気軽に店で地酒を頼む人が増えてほしいですね。リキュールもいいけど、日本酒も美味しいよって伝えたいです。

ケンフィー 僕も日本酒はあんまり飲まなくて、でも 1 回学会のあとに教授の先生から「獺祭」を勧められて飲んでみたことがあるんですけど、そのとき初めて日本酒って甘くて美味しいんだって思いましたね。ただ普段飲む分には、敷居が高くてなかなか飲まないですけど。あと、いい日本酒の見つけ方がわからないんですけど、いい日本酒の見つけ方って何かありますか?

柴田 京香 酒屋さんで購入したり、お酒売り場で蔵元さんがいたら話をしてみて購入するのもおすすめです。テイスティングができるところもあるので試飲して気に入ったものを購入するのが良いと思います。日本酒の好みは十人十色なので色々飲んで自分好みのお酒を探すのも面白いです。最近はデザイン性の高いラベルの お酒も多いので直感で好みのラベルのお酒を選ぶジャケ買いも楽しいですよ。