僕が出逢った十人十色

日本酒の良さを若い人に伝えたい-岡山学生日本酒応援隊OMACHI- Vol.5 日本酒のことでやりたいことが膨らんでいく

対談企画「僕が出逢った十人十色」第10弾は、岡山の地酒を広めていきたいという想いから「岡山学生日本酒応援隊OMACHI」を立ち上げた柴田京香さんに話を伺いました。

柴田 京香
1996年生まれ。岡山県出身。岡山理科大学のイベント企画団体「とり.OUS」で活動していく中で、とあるきっかけで備中の地酒バル粋酔日でアルバイトするようになり、岡山の日本酒の魅力に惹かれる。岡山の地酒を広めていきたいと強く思うようになり、2018年「岡山学生日本酒応援隊OMACHI」を立ち上げる。米と水からいろんな味が作られる日本酒に惹かれた彼女は、大学生を中心とした若い世代に、その魅力を伝えるべく様々なことを企画している。

溢れてくる夢の数々

ケンフィー 他にやりたいことはありますか?

柴田 京香 酒タイムズのライターになって岡山のお酒を発信したり、日本酒ソムリエの資格も取りたいです。一度企業に就職して優秀な人からいろいろ学んで、人脈を作ってから動いてもいいんじゃないのって言われたりして、今かなり揺らいでいるんですけど、今やりたいなって思ったことは今やりたいなって思うんですよ。あとは海外にも行きたいですし、すべてが輝かしく見えるんですよ。酒蔵もいいなって思うし、お酒のことを発信するライターもいいなって思うし、酒販店とかもいいなって。いろんな酒に関わる仕事がすべていいなって思えてくるんですよ。だから観光業もやってみたいです。

ケンフィー 雇い主が OK って言ってくれるかわからんけど、期間決めてやってみるのもいいかもね。

柴田 京香 インターンで酒販店とか酒蔵とか行こうと思ってますけど、どちらかというと作り手よりは発信して、お酒で人と人をつなげていく方がいいなとも思いますね。実は来年、休学して海外行こうかなって思ってるんですよ。

ケンフィー どこの国に行きたい?

柴田 京香 アジアの国です。アジアは人口も増加していますし今後益々発展していく地域でビジネスチャンスが大いにあるところだと思っています。日本酒も多くアジアに輸出していると聞きました。現在どういうお酒がどんな場で売られているのか飲まれているのかを知り、今後どのようにして売れば良いのかなど物流のことや海外の日本酒市場について知りたいです。一度外の世界を見てみたいんです。将来、自分がどんな形で日本酒と関わっているかはわからないけれど岡山のお酒を県内外国外に発信していきたい願望はあります。

ケンフィー まだまだ未知数ってことですね。ただ岡山のお酒を広めたいっていうのは変わらないんですね。

柴田 京香 はい、岡山のお酒や米がブランド化してほしいなと思うんですよ。

ケンフィー それは獺祭みたいな感じで?

柴田 京香 そうですね、誰もが知る獺祭ですもんね。「岡山のお酒って何?」って聞かれても答えられない人も多いし、あと県内で消費される岡山のお酒は 2 割しかなくて、それがとても悲しいですね。その消費量を上げたいって思います。こんなんじゃダメですね(笑)夢ばっか語って・・。

ケンフィー 今まで話を聞いてて、地酒を広めようとしている人はたくさんいるけど、(OMACHIは)違う視点で何かできるんじゃないかなって思いましたね。

柴田 京香 カフェとかもやりたいんですよ。

ケンフィー 日本酒カフェっていうのが、岡山の地酒のブランド化になっていきそうですね。

柴田 京香 日本酒カフェいいですね。昼もできるし夜もできるし!また夢が膨らむばかりですね……(笑)

日本酒の魅力

ケンフィー 最後に日本酒の魅力ってなんですか?

柴田 京香 米と水からいろんな味の酒ができるのはすごいなって思います。水が違えば、米が違えば、酵母が違えば、味が変わるから、同じ味のお酒はないんですよ。日本って、何千という醸造蔵があって、多種多様な酒があるっていうことでもすごい歴史だなって思いますし、誇りに思いたいです。

ケンフィー その魅力を若い人に伝えたいんですね。

柴田 京香 あと、世界各国で日本酒が作られてきているんですけど、その中でもトップに来るのは日本で作られている日本酒だよって知ってほしいですね。日本酒を好きなように楽しく飲んでいただけたら嬉しいです。

ケンフィー 今日はありがとうございました。