僕が出逢った十人十色

点と点が繋がって新しい選択肢になる Vol.2 選択肢が増える一方で、消えていく選択肢

対談企画「僕が出逢った十人十色」第7弾は、現在だっぴで活動されている長谷川廉くんと、人生の選択肢についていろいろなお話をしました。長谷川くんの過去の選択から話はESDにまで発展し、人生の選択肢がどのように現れるのかについても語りあいました。

長谷川 廉(写真右)
1997年生まれ。島根県出身。将来は小学校の先生になるという夢に向かって、岡山理科大学教育学部で学業に励みながら、NPO法人だっぴにて、中学生だっぴを中心にさまざまなイベントを企画、運営し、10代にたくさんの選択肢を知ってほしいと日々活動している。

やりたいと思ったことが選択肢につながる

ケンフィー 昔からやりたいことや興味が今も繋がっているのは、僕も長谷川さんも同じだと思いますが、最近はそういうのが増えているんじゃないかなと思います。今はどんどん選択肢が増えてきていて、例えばYouTuberなんかは、昔だと考えられなかった選択肢ですよね。一方で無くなっていく選択肢もありますが。

長谷川廉 確かにいろんな新しいことがあって、すごい選択肢が広がってきつつも、最近AIが発達して仕事も減っていくみたいな話もあって、選択肢が広がっているのか、狭まっているのか分からないですよね・・。

ケンフィー それぞれの興味持っていることややりたいことができるようにはなっていっているような気がします。昔だったら、映像を作りたいと思えばテレビ局かその関連に就職するしかなかったと思うんですが、今だと動画編集ソフトも無料あるいは安価で手に入るようになって、さらにはアップロードして多くの人にみてもらえる可能性もあるので、テレビ局などに行かなくても「映像を作りたい」ということはできるようになってきていますし。そう考えると、やりたいと思ったことが選択肢に繋がっていくように感じますね。

長谷川廉 確かに技術とかがいろいろ進歩して、選択肢は広がっているなぁと思いますね。

ケンフィー 周りとかに興味ややりたいことがあるって人はいる?

長谷川廉 うーん。いろんなところに興味を持っている人が少なく、誰かから与えられたことを一生懸命やって、それを評価してもらうという繰り返しで、大学に入って、やりたいことを聞かれても分からないって人の方が多いような気がします。

ケンフィー 興味が分からない人や興味があっても選択肢に辿り着けない人って結構多いんじゃないかなって思いますね。

長谷川廉 やりたいことがあったときに、最短でそこの場所まで辿り着くことを考えて、いろんな選択肢があって、どの選択肢でもその場所には行けるけど、最短で行きたいから、どれを選べばいいかっていうのをずっと迷っている人もいて、選択肢がありすぎて困ることもあるのかなと思います。