僕が出逢った十人十色

島田で奇跡を起こした森田 秀平さんの57日間の物語 Vol.3

無事開催を終えてみて感じたこと

森田 秀平
1995年静岡県島田市出身。大学進学で静岡県を離れるも、現在は静岡県にUターン就職し、同じく島田市出身の兵庫 勇樹さんが主催するスカイランタン祭りにスタッフとして参加する。 兵庫さんから島田スカイランタン祭りの主催を任され、2020年10月11日大井川緑地公園で100基分のスカイランタンを打ち上げるのに成功する。 絵本の出版やファイナンシャルプランナーなど多岐にわたる活動を展開している。

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スタッフと主催者の違い

ケンフィー 当日を終えてみて、当日は大変なこととかありましたか?

森田 秀平 大変なことしかなかったですね。(大変すぎて)当日のことはあんまり覚えてないです。

ケンフィー 今まではスタッフとして(スカイランタン祭りに)参加されていたと思うんですが、 スタッフとして参加するのと主催者として参加するのではどういった違いがありましたか?

森田 秀平 スタッフだったら「主催者に言って」みたいなところあるじゃないですか。 もちろん語弊が無いように言うと、普段から一生懸命スタッフやってますが、ただ主催するとなった時には、 いかにスタッフの人達が楽しんで参加できて、かつお客さんも楽しんでもらえるかなど、全体を見渡さなきゃいけないなとすごく思いました。

ケンフィー スタッフとして参加するのと違って、全体を見渡す広い視点に立って判断しないといけないということですね。

森田 秀平 例えば、今こっちに人が集中しているから向こうの方に人を流さないといけないし、 全体がどういう流れで進んでいるのかっていうのも把握しないといけない。全然リーダーシップとかないんですが、 そういうのを意識して声を掛けました。「ちょっとあっちに人がいないので、あっちを手伝ってもらっていいですか?」みたいなお願いをしたりしましたが、 そういうのは今までなかった視点でしたね。

ケンフィー そういうことも含めてすごく良い経験になったということですか?

森田 秀平 そうですね。本当にいい経験でしたね。テレビにも出られましたし、新聞にも出られましたし、 すごくたくさんあるんですが、それ以上に自分の中で実体験として経験したっていうのはかけがえのないことだと思います。

夢って意外と叶うんだ

ケンフィー そういう経験とか、いろんな出来事を踏まえて無事に100人ぐらいのランタンあげられた光景を見てどう感じましたか?

森田 秀平 意外と叶うんだって思いましたね。最初は想像もしてなかったんですよ。 パスマーケットで販売を開始した時に、1基売れた、2基売れた、まだ全然10基いってない、、みたいな感じで全然売れなかったんですよ。 でも途中からすごく爆上がりしている時があって、「あ、意外とみんなでやれば叶うんだな」って実体験として感じました。

ケンフィー 路上での努力が報われたんですね

森田 秀平 1人だけだと厳しかったですが、今回いろんな作用や力が働いて成し遂げられたと思うんですよ。 目に見えない力が働いた気がするんですよね。他のイベントが台風接近で中止の中、スカイランタン祭りだけが延期という報道も、 プラスに働いたと思いますし。恐らくみんなが、あのイベントを楽しみにしてくれてたからこそ、台風も引き返してくれたんだと思いますね。

ケンフィー 自信があれば天候も変えれると。

森田 秀平 ずっと言っていたんですよ。企画の打ち合わせをしていた時にも根拠なく「絶対晴れる気するんですよね」って本当直前までずっと言ってて。 でも本当に晴れたので、やっぱり願えば叶っちゃうって言いますか、根拠のない自信めっちゃ大事ですね。 根拠のない自信が運も引き寄せたんだと思います。