僕が出逢った十人十色

島田で奇跡を起こした森田 秀平さんの57日間の物語 Vol.4

路上での体験と将来の願望

森田 秀平
1995年静岡県島田市出身。大学進学で静岡県を離れるも、現在は静岡県にUターン就職し、同じく島田市出身の兵庫 勇樹さんが主催するスカイランタン祭りにスタッフとして参加する。 兵庫さんから島田スカイランタン祭りの主催を任され、2020年10月11日大井川緑地公園で100基分のスカイランタンを打ち上げるのに成功する。 絵本の出版やファイナンシャルプランナーなど多岐にわたる活動を展開している。

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スカイランタンとえんとつ町のプペル

ケンフィー 前夜祭の時にえんとつ町のプペルのピアノバージョンを当日流したいと言っていましたが、 えんとつ町プペルとの出会いというのはどういったものでしょうか?

森田 秀平 もともとスカイランタンを主催した兵庫さんとの出会いがキングコング西野さんですよ。 磐田でキングコング西野さんの講演会があったときに、兵庫さんと僕の共通の友人がいて、そこで「2人とも島田ですよ」って言われて知り合いになりましたね。 あと僕も一応絵本出版しているんですが、『えんとつ町のプペル』見て「あ、僕も絵本作りたいな」と思ったので、プペルの出逢いは絵本繋がりですかね。

ケンフィー えんとつ町のプペルの絵本と出逢ってから、絵本を書き始めたんですか?

森田 秀平 そうです。あの絵本を読んだ時に「信じるって大事だな」と思いましたね。 あの絵本を読むと頑張ろうと思える勇気をもらえるのが、すごく素敵だなと思いました。

ケンフィー 僕も前夜祭のときに、その話を聞いて、スカイランタンの景色が絵本「えんとつ町のプペル」の最後の1ページだと思ったのですが、 森田さんはどこで今回のイベントと結びついたんですか?

森田 秀平 えんとつ町のプペルの歌の中に『夢を持てば笑われて声を上げれば叩かれる』という歌詞があると思いますが、 路上に出て「夢のためにやってます」とか言ってやっていると、「夢も希望もないよ」と言うサラリーマンや「彼、夢売ってますよ」「君、夢売ってるの?100万円あげようか?」みたいに 嘲笑う人などもたくさんいて、あの歌詞って本当だったんだと気付いたんですよね

ケンフィー 自分が路上の経験っていうか体験と重なったってことですか?

森田 秀平 重なりましたね。だから路上でつらいこととかあると「夢を持てば笑われる」って口ずさみました。 口ずさむことで「大丈夫だ」と、自分をモチベーションを上げながら1人でやってましたね。

ケンフィー そうだったんですね。

自分と同じように主催者が現れてほしい

ケンフィー ちなみに、これを来年とかに繋いでいこうというのは、ぼんやりとあるんですか?

森田 秀平 そうなんですよ。一応来年もやるらしいですよね(笑)。 来年やるときには、僕以外に主催者が現れて欲しいなと思ってます。

ケンフィー 『島田スカイランタン祭り』というのを繋いでいくということですか?

森田 秀平 そういうことですね。元々島田でスカイランタン祭りを開催した兵庫さんが、 このイベントを誰か島田の人にやってほしいなって思っていたところに、今回僕がたまたま現れて引き継いだんですが、 僕も全く同じで、連鎖して行って欲しいなと思います。

新しい人が主催して、僕の周りにいない人たちでイベントを開催した時に、 その新しい人たちの中から誰かが「俺もやってみたいな」とか「頑張ろう」っていう気持ちや行動が広がってくれると思うんですよね。 だから、1人の人がずっと全部運営から全部までやってしまうと、イベント自体は続くかもしれないけれど、 未来のためにはなっていかないのかなって思いますね。だから、そういう気持ちや行動は応援していきたいですよね。

ケンフィー 島田を盛り上げるためにも、島田スカイランタン祭りを繋いでいきたいっていうことですね。

森田 秀平 そうですね。

ケンフィー 素敵な話をありがとうございました!

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