僕が出逢った十人十色

マイノリティが認められる社会へ Vol.4 だんだん認められつつあるマイノリティの人たち

対談企画「僕が出逢った十人十色」第8弾は、様々な団体を運営されている西谷一哉さんと最近話題になってきたセクシュアルマイノリティについて対談しました。

西谷 一哉(写真左)
1983年生まれ。岡山県出身。株式会社風良里2代目代表取締役社長。現在は、NPO法人若者応援コミュニティとりのす事務局長、株式会社風良里取締役専務、NPO法人シェアラボ理事など様々な団体の運営に携わり、多くの人の支援を行っている。

みんな違ってもいいじゃん!

ケンフィー んで、マジョリティの中にはマイノリティの部分を隠している人も含まれるんじゃないかなと思いますね。セクシュアルマイノリティだけに留まらず、身体的障害のある人や、片親を持つ子ども、ADHDや発達障害といった病名をつけられている子どもにまで繋がってきたんですが、「広い意味でのマイノリティ(少数派)」に対して思うことはありますか?

西谷一哉 だんだん理解は広まってきてると思うよ。「みんな一緒でなければダメ」という時代が長いことあったんよ。でも今って多様性を尊重できる世の中になってきているから、性的マイノリティに関しても、他のマイノリティに関してもそうだけど、このままいい風に変わっていけば、日本全体で「みんな違ってもいいじゃん!」っていう世の中になっていくような気がする。

ケンフィー セクシュアルマイノリティが認められつつある背景については、マツコデラックスさんがテレビに出ている影響は大きいですよね。

西谷一哉 そう!一番マツコさんが貢献度高いと思う。それまでもそういうタレントはいたけれど、オカマということで出演してたんよね。変わり者って扱いでテレビが利用していた場合が多かったけど、マツコさんって「普通に」溶け込んでるじゃない。田舎のおじいちゃん、おばあちゃんでも知ってるし、本当に上手に溶け込んでる。その功績ってすごいと思う。

ケンフィー 視聴者からしても、マツコデラックスさんという人物、「一人の人間」として見てますよね。

西谷一哉 あの人は「オカマの人」ではなく「マツコさん」として受け入れられてる。そういう意味でも日本人の日常の中に、自然に溶け込んできている。だから、セクシャルマイノリティに関して、俺はあんまり心配していないかな。このまま、「みんな違って、みんないい」って世の中になっていけば、きっと自然と良い方向に進んで行くんじゃないかなと思う。