僕が出逢った十人十色

電気系を卒業して声優を目指す椎田智文の挑戦 Vol.1 彼が惹かれたアニメの魅力とは?!

対談企画「僕が出逢った十人十色」第1弾は、大学で電気系を専攻するも、就きたい仕事とのギャップに悩まされ、挫折を経験し、そこから立ち直って声優を志そうとしている椎田智文くんに話を伺いました。 Vol.1では、彼が語るアニメの魅力について掲載。

椎田 智文
1992年生まれ。大学で電気系を専攻するも、2度の留年を経験し、一時は現実逃避に走る。 現在は、幼いころより好きだったアニメの声優を目指し、養成所に通い始め、夢に向かって挑戦しようとしている。

大学卒業後は声優を目指す

ケンフィー(以下、僕) 大学卒業後は声優を目指すん?

椎田智文(以下、椎田) うん。もう昨年12月より養成所に通ってるし、その縛りが2年間あるから。

 卒業できそうだと分かってから通い始めたん?

椎田 いや、あの頃は卒論も何もやってなかったから卒業できるかはわからんかったけど、やるなら早い方がいいと思って通い始めた。

 声優になりたいと思ったのはいつから?

椎田 声優そのものに興味を持ったのは高校のときだけど、そのときはなりたいとは思わなかった。大学に入ってから、進路や職業として(声優を)考えるようになったのだと思う。

 声優になりたいと思ったきっかけは?

椎田 生放送やイベントなどで声優を見かけることが多くなり、楽しそうだと思ったのと、実際に職業として(声優を)意識するようになったから。

椎田くんが思うアニメの魅力

 そもそもアニメはいつから好きだったの?

椎田 それは小さい頃から。幼稚園、小学校とか。

 アニメのどういうところが好き?

椎田 日常でないところ

 僕も小さい頃からCGやSFの映画をよく見てたから、日常でないところに惹かれるのは共通しているのかも

椎田 まぁそうやな

 それがアニメなのかSFなのかの違いやけど、僕の場合は、人間が実際に演じるSFとかの実写の方が、設定が身近に感じられるから好きだった。

椎田 まぁ実際に俳優が動いているわけやしな

 SFやCGなどの実写と比べて、アニメの魅力は?

椎田 (SFやCGなどの実写は)嘘っぽいというか、例えば魔法を使っててもCG合成してて、実際に起こってるわけじゃない点が、逆にリアリティに欠ける。(アニメの方は)そういう世界なら、世界で完全に出して、指からなり杖からなり、魔法を出す感じがいい。

 すべてオリジナルな感じがいいってこと?

椎田 CGとかでなくて、その世界内で完結させて、超常的なことをする感じ。あと俳優とかより、顔や服装などが別次元で、変な言い方すると人間ぽくないところもあり、その表現豊かなところも好き。

 なるほど

椎田 あと映画とかは、テレビでは「金曜ロードショー」など週1回程度しか見る機会がないけれど、(アニメだと)放送している本数も多く、12話完結ものが多いから続々と出てくる。

 アニメの場合、シーズン2など続編を放送することは多いの?

椎田 シーズン1でブルーレイやグッズ出して、売れたらシーズン2とか放送されるけど、ほとんどシーズン1で終わる。

 それはドラマとかと同じなんや。じゃあドラえもんやサザエさんとかは特別な方?

椎田 まぁ特別やな。ドラえもんは映画とかもやってるから収益ありそうだけど、サザエさんは(続いているのが)なんでやろっていうのはある。売上とかどうしているんやろって思う。