僕が出逢った十人十色

人生第二章をスタートさせた井口陽平さんの今描く夢 Vol.3 学生交流スペース設置に踏み切った理由

対談企画「僕が出逢った十人十色」第4弾は、以前第2弾「NPO法人を立ち上げた井口陽平さんの想い」として取材させていただいた内容のアフタートーク!!NPO法人を立ち上げて,人生も第二章に入ったと話す井口さんが今描く夢とは?!

井口 陽平
1991年生まれ。大阪出身。NPO法人若者応援コミュニティとりのす代表理事、株式会社リンガーリンク代表取締役、 SDGsネットワークおかやま若者部会代表、一般社団法人Community rapport理事を務め、エンターテインメント×人材育成をテーマに、 大学生と地域住民を繋ぐ「まちなか大学祭」や、企業の魅力を知るバスツアーなどを企画・運営している。

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イメージできたらすぐやりたい

ケンフィー  あのとき学生のスペースを作りたいのは2、3年後先とか言ってたけど、もうオープンしてしまいましたね。

井口 陽平  俺も2、3年後だと思ってた。5月にゆうあいセンターに入ったんだけど、 そこには5年間しか居れなくて、5年後って自分31歳だし、いろいろ考えたんよね。 あそこはいろんなNPO法人が来るから、 3年間居て勉強させていただきながら次の場所へ行こうかなと思ってたんだけど、 勉強なんかしなくても自分が思ってることが1番大事だなって思って。

ケンフィー  自分が感じたとおりにやってみるのが一番勉強になりますよね。

井口 陽平  あと、よくNPO法人やりたいですって言う、中高年の相談を受けるんだけど、NPO法人やることが目的になっているケースが多い。 でもNPO法人を立ち上げるのって手段じゃんって。こういう社会にしていきたいからNPO法人作るという手段なんだけど、 それが目的になってる人が多いなって言うのも初めて気づいて、 だったらもう俺は、ここで得られるだろうなって思ってたことはもう得られていると感じたんよね。 そういうこともあって、ちょっと早いけど、次のところに行こうという決断をした。

ケンフィー  今の事務所の場所ってどうやって見つけたんですか?

井口 陽平  その決断をした次の日ぐらいに、寝転がってネットで不動産情報見てたら、今の場所が空いてて、らここに決めたんよ(笑)

ケンフィー  えっ即決だったんですか?

井口 陽平  でも「どこにしようかなー」ってめっちゃ悩んでて、たとえば岡大筋がいいのかとか、家賃が安い表町がいいのかとか。 ただ表町って学生あんまりいかないから、どんなに魅力的な場所だとしても、それじゃあ意味がないなって思っていて。 あとは、奉還町に「みんつく」(公益財団法人みんなでつくる財団おかやま)があって、ガンガン伸ばしてるんよね。 だから西口がなんとなくパワーが来てる気がして、未来のことを考えたときに、東口のほうの表町にいるよりも 西口で事務所構えたほうがなんとなくいいだろうなっていう予感がしたからっていうのもある。

ケンフィー  結構考えた上の決断だったんですね、、

井口 陽平  この道ってあんまり通ることないだろうけど、 学校からそんなに遠すぎないのも大事で。 あと岡大の筋とかでやったら岡大の専用みたいになってしまうのも嫌だった。 駅からも、たとえば倉敷から通ってる学生さんとかも立ち寄れるところにしたかった。

※2017年12月現在は、岡山県岡山市北区伊福町4丁目に事務所を移しており、事務所内に学生のコミュニティスペースを併設している。



ケンフィー  確かに今の事務所の場所は駅からも岡山大学や岡山理科大学からも遠すぎない場所ですね。 今の事務所に移転してから、学生のコミュニティスペースを作られたんですよね。

井口 陽平  目標としてることいっぱあるけども、それを3年後にやる必要なくて、今やっておけば3年後に別のことできるし、 学生のスペースを作るって考えたときに、良い要因がすべてそろったんよ。 あとは、入った瞬間に「ここ、いいな」と思った自分がいて。 これは第六感の話になるんだけど、なんとなく良い未来が、入った瞬間に見えたから、 そういうのを信じてやっていきたいとパパっと決めた。

ケンフィー  確かに今の事務所の場所は駅からも岡山大学や岡山理科大学からも遠すぎない場所だと思います。 今の事務所に移転してから、学生のコミュニティスペースを作られたんですよね。 スピード感がすごいですね!

井口 陽平 結局誰かに決めてもらうとか嫌だし、最終責任は自分にないと言い訳しちゃうから、即決だった。 次の日見て、その次の週には契約してたから。あと3年後にもしやってたら、資金は潤沢だっただろうし、 もう少し広かったかもしれんけど、その過程すらも学生さんたちに見てもらうのも大事なのかなって。 今の大人たちは、入念に準備して助成金も確保されて補助金も確保されてからやるっていう手順を踏んできたから、先に進めてないと思う。先の講演会でもたくさんの関係者が来てたけど、考えることしかしてないのよ。 リスクマネージメントのことをいっぱい考えて、ずっと10年ぐらい考えてるわけよ。で、結局どうするのってわけよ。