僕が出逢った十人十色

人生第二章をスタートさせた井口陽平さんの今描く夢 Vol.6 学生の実践の場としての飲食店を作りたい

対談企画「僕が出逢った十人十色」第4弾は、以前第2弾「NPO法人を立ち上げた井口陽平さんの想い」として取材させていただいた内容のアフタートーク!!NPO法人を立ち上げて,人生も第二章に入ったと話す井口さんが今描く夢とは?!

井口 陽平
1991年生まれ。大阪出身。NPO法人若者応援コミュニティとりのす代表理事、株式会社リンガーリンク代表取締役、 SDGsネットワークおかやま若者部会代表、一般社団法人Community rapport理事を務め、エンターテインメント×人材育成をテーマに、 大学生と地域住民を繋ぐ「まちなか大学祭」や、企業の魅力を知るバスツアーなどを企画・運営している。

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刻み食ってインスタ映えするんじゃない?

ケンフィー  飲食事業は40代になってからですか?

井口 陽平  んー。それもあのときは思ってたけど、今それが1番近い道なのかと考えると、結局やりたかったのは、 学生さんが集まれる場所づくりとか、なんか悩みが相談できるとか、そういう場所づくりだなって気づいたんよね。 ケンフィー  具体的にはアイデアありますか?

井口 陽平  今アイデアとしてあるのは、「一緒にやりましょうよ」って言ってくれる人の中に、 障害のある方が働けるような場所を作りたいっていう人がいて、その人から、 「固形物が飲み込めない障害を抱えた人は、全部刻んで、刻み食というのを作る」って聞いたときに、 それってもしかしてインスタ映えするんじゃないかなって思ったんよ。 味はおいしいわけ。ただ刻まないと食べれないから刻んでるわけで。

ケンフィー  行ったことどころか見たこともないですよね。そういうのをデザインすれば流行りそうですね。

実践の場としての飲食店を作りたい

井口 陽平  意外と飲食系のことがしたいって言ってるNPO法人も多くて、自分の会社でやるというよりは、 それらの団体と一緒になって場作りをしたい。学生さんのことを考えると、場作りの場としてもいいけど、 そういう場プラス実践の場として設けたいなって。例えば2ヶ月間だけ店長やるとか。

ケンフィー  すごくいい経験になりそう!

井口 陽平  その代わりPRとかも含めて全部やるんよ。そういうのを考える場所・相談する場所はうちで、 場所がないとできない飲食業や、飲食業じゃなくてイベントしますのていうのでも構わないから、 それを実践していけるようにすれば意味があるかなって思ったんよ。

ケンフィー  面白そうですね!

井口 陽平  あと別に、その障害者の子たちの支援で、カフェ出したいといっても月から土曜日まで出せるだけのマンパワーがないので、 そうなったら月火はそういう(障害者支援の)カフェで、水木金は学生さんのオープンしたカフェとか。 ずっと借りてるんだったらお金は一緒だから、そういう方向性もありかなって。

ケンフィー  学生の経験にもなって、すごく良さそうですね

井口 陽平  そういうチャレンジができる、誰でもチャレンジができるような箱として、 そういうお店をオープンさせることが本当は多分やりたかった。 そして、それが今ちょっとずつ見えてきたような気がして。

ケンフィー  もしかすると来年にはできてたりして(笑)

井口 陽平  ハハハ。分からんよ(笑)でもあんまりこんなこと言うと、5年たってもできてなかったら怖いから、大きな声では言えんけど。 でも早まるも収まるも、やっぱり自分の勘どころで、未来が見えた瞬間にやるから、いつするかはわからない。

ケンフィー  「今だ」って思う時が来たらするし、こなかったら別にって感じですね

井口 陽平  こなかったら多分違うんだと思うよ、それをやるのは。だから明日やってるかもしれないし、 5年後やってるかもしれないっていうのはわからない。でもやるのはやると思う。言ったことはやるから。

40代以上のNPO設立も支援したい

井口 陽平  あと思ったほか、そうやって思いをめっちゃ持ってる方々が、学生だけでなくて40代以上の層などにいるんよね。 そういう人たちが「NPO法人やりたいんですけど」って支援施設で相談してることが多いのよ。 でも、そこで相談をしてるのって、こういう書類を書けばいいんですよっていうことばかり。 ここをこうしましょうっていう指導の仕方ではなくて、その人が何を考えていて、どういうビジョンを持って、 どういう社会をつくっていきたいのかを、丁寧にワークショップを取り入れながらサポートしていかないといけないのかなって思うんよね。

ケンフィー  社会貢献に興味がある人って、20代や30代よりも40代の方が多いんですね。

井口 陽平 結局、NPO法人とかボランティアやりたい人たちって、自分の生活基盤が落ち着いた方が多いのよ。 20代は社会に順応するので精いっぱい、30は油乗ってきた、40代は役職が付き始めて、子どもも成人して、 奥さんと2人暮らしになって時間に余裕ができるから、NPOや社会貢献活動でも始める人が多いんよね。

ケンフィー  40代のそういう人も支援していきたいですか?

井口 陽平  そういう人とうまく繋げないということは、若い人が育っていって、いずれ社会貢献活動をやりたいってなったときに、 ロールモデルになる人がいなくなっちゃうなって思うので、40代のNPO法人やりたいって人を支援するのは、 結局的に若い子たちの支援につながるのかなって思ってます。それは単独で、もうひとつ法人を立ち上げる必要はあるなって考えてる。

ケンフィー  今後、別の法人を立ち上げるんですね。

井口 陽平  そうそう。そこは、すごい課題だなって。 『課題に気づいちゃった人の責任』という言葉がすごい好きなんだけど、気づいている人がやらないと誰がするんだみたいな。 そういう分野にも手を出さないといけないのかなってのは、法人を立ち上げた4月には思っていなかったけど、、