僕が出逢った十人十色

人生第二章をスタートさせた井口陽平さんの今描く夢 Vol.7 2017年を振り返って

対談企画「僕が出逢った十人十色」第4弾は、以前第2弾「NPO法人を立ち上げた井口陽平さんの想い」として取材させていただいた内容のアフタートーク!!NPO法人を立ち上げて,人生も第二章に入ったと話す井口さんが今描く夢とは?!

井口 陽平
1991年生まれ。大阪出身。NPO法人若者応援コミュニティとりのす代表理事、株式会社リンガーリンク代表取締役、 SDGsネットワークおかやま若者部会代表、一般社団法人Community rapport理事を務め、エンターテインメント×人材育成をテーマに、 大学生と地域住民を繋ぐ「まちなか大学祭」や、企業の魅力を知るバスツアーなどを企画・運営している。

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NPOにも株式会社のマインドを

ケンフィー  NPOをやり始めて、いろんな課題に気づいたんですね。

井口陽平  そうそう。いろんな人と出逢っていく中で、いろんな課題に気づきました。 あとはNPO法人にがっつり入ってしまうと、"NPO脳"になってしまうと思って、 株式会社とか、ビジネスバリバリやっている人の付き合いは続けていかないといけないなっていうのもある。 それは良い悪いじゃなくて、うちの法人は常に尖がっていきたいんよね。

ケンフィー  NPO脳についてもう少し詳しく聞かせてください

井口陽平  NPO法人の業界を変えていきたいって思っているのに、NPO法人のことだけをしていてもダメだし、 そういう意味ではNPO法人の代表と株式会社の社長をさせてもらってるのは、すごくいいことだなって思っていて。 これも4月に気づいていなかったんだけど、株式会社の考え方をNPOに持ち込んだ方が良いような気がしているんよね。

ケンフィー  ・・と言いますと?

井口陽平  どうやってお客さんを確保しようとか、お客さんにどういうサービスを提供しようとかっていう考え方。 NPOでは"お客さん"でなく"支援してもらった人(被支援者)"で、支援する側と支援を受ける側って考えなんだけど、 それだけでは支援できるものも支援できないので、株式会社の考え方を入れていかないと、 成長していかないんじゃないかなって思うんよ。だから株式会社の代表もやるし、NPO法人の代表もやる。 そういう意味では結果的に良かったなって思う。

Just The Beginning

ケンフィー  もうすぐ2017年終わるんですが、2017年はどんな1年間でしたか?

井口陽平  体感としては、会社を作ったってことは、その会社が今0歳で、子どもを産んだ感じなんよ。 それはお父さんになったらパパ1年目とかよくいうけど、25歳までの自分と26歳からの自分ってのは、 大袈裟に言うと紀元前紀元後ぐらい違う人生になるんだろうなって思う。25歳までで1回完結して、 2017年からは自分の人生が第二章に入った気がしているんよね。それがちょうど25というキリのいい数字だったわけで。

ケンフィー  2017年がターニングポイントなんですね

井口陽平  2017年の初めに、何か始まる1年になるだろうなって思って、Facebookのヘッダに「Just The Beginning」って書いたんよ。 2017年になったときから「今始まります」「やっと始まりますよ」っていう年にしたいと思ってたのかもしれない。 だから、それが根底に流れとって、全部そういう気持ちで何事にもチャレンジし続けて、自分の人生で 1番新しいことが始まった年でもあるんよね。新しい人と出逢ったり、新しいことを学んだり。

ケンフィー  素敵な1年だったんですね。

井口陽平  ただ周りから「社会人1年目どうですか?」とか言われるんだけど、ただ社会人になったっていう感覚はなくて。 社会人になったとかじゃなくて、昔から社会人だし、もしかしたら今も学生なのかもしれないけど、 会社を作って、これからやりたいことベースで人生を過ごしてるから、所属とか関係ないと思ってて。 所属が変わったから何か変わるのかっていうよりは、自分のやりたいことが変わったとき何か変わるんだと思う。 だからこそ「2017年は始まりの年だった」という話を、これから年末にかけて、話していこうと思います。

ケンフィー 本日は貴重な話をありがとうございました。