僕が出逢った十人十色
オフラインで人が繋がるきっかけを作るタキビニスト前原 佑次さんの情熱
#4:富士宮を焚き火の聖地に

(撮影:前田 幸星)
前原 佑次
1983年生まれ。愛知県名古屋市出身。幼い頃に静岡県裾野市に移住。
20代後半に飲食店を複数店経営し、スナックCANDY静岡店(2018年閉店)を経営する。20代に社員として時乃栖に就めた経験からえんとつ町のプペル光る絵本展in時乃栖の運営や、そのイベントに合わせてえんとつ町のプペルとコラボした黒ビール「歓欒譚」の開発など、西野亮廣エンタメ研究所関係の活動にも精力的に取り組む。
現在は、富士宮に在住し、スナック焚き火や、有機農家民宿再生などの様々なプロジェクトに関わっている。
*前原さんの焚き火Instagramはコチラ
焚き火 × 〇〇という可能性
ケンフィー 富士宮のこの地域を焚き火の聖地にしたいと、前原さんのFacebookの投稿で見かけました。
前原さん そうそう。元々、これだけ内在的にみんながやってる地域って珍しいわけじゃん。だから、もう焚き火スポットというか、既にみんなが一斉にやっているから、イベント的にやるようにしたんですよ。だから「何月何日の夜は焚き火をしましょう」みたいなのをやって、みんなが焚き火スポットを顕在化させれば、「うちに来てもいいよ」っていう感じで、それぞれの焚き火に参加し合ってもおもしろいじゃない。
ケンフィー おもしろいですね。
前原さん すぐそこにクラフトビール屋さんがあるから、あっちにいったらビールとつまみが出て、ここ来たらカレーが出て・・という感じで、焚き火バルをやりたいなと思って。町バルの焚き火版。いつも自分家でやっていることの延長だから、労力も特にかからないですし。
ケンフィー 地域の人と交流できるのは良いですね。
前原さん そうそう。その地域のことを知るには、歩くのが一番大事だし、歩行中の視線で「あ、こういうものあるんだ」って歩くスピードによって見えるものが違うよね。結局、これを体感しないと、その地域の良さって分からないと思うし、写真だけじゃ撮りきれない自分の視野いっぱいに広がる感じをもっと作っていきたいなと思っています。
ケンフィー いろいろと仕掛けて行かれるんですね。
前原さん 焚き火のバルは多分、柚野で夏明けにやると思う。本当は富士宮の中でやってもらった方がいいんだけど、柚野でやっていいよとか言ってもらっているから、まずは柚野でやろうと思っています。あとは、夜の暗さで光る特殊加工のフィルムやランタンのあかりを使って、夜の森で写真展をやりたいです。あっちの方に続いていく道があるんだけど、その道に点々と写真があったらちょっとすごいじゃん。
ケンフィー そうですね。気になって行ってしまいますね。
前原さん 行っちゃうでしょ?だから、そういう周遊できる写真展とかやりたいなとか企画をしているんですよね。1回でもいいから、この暗い森とか使ってみたかったんだけど、そういうことをできる人がいるから、そういう企画をいっぱいやっていきたいと思ってます。
ケンフィー 僕自身も、昨年の12月にLEDを使ったキャンドルナイトをやったことがあるので、夜の自然の中でどう演出するかについては興味ありますね。
前原さん いいよね。今度ここで焚き火絡めてやればいいじゃん。
ケンフィー 是非、やりましょう。
前原さん 考えようによっては本当に幻想的に作れると思うよ。焚き火って何でもコラボしやすいから。最近、蛍と焚き火のイベントをやったら、すごい子供連れの人がいっぱい来てくれて。だから、ケンフィーもそうやってやればいいじゃん。
ケンフィー 電気がないっていうところがすごくいいなって思いますね。是非、やりましょう!

(撮影:前田 幸星)
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