僕が出逢った十人十色

東 貴一郎さんが仕掛けるお土産を軸とした新しいエンタメのカタチ Vol.4 アジア旅行記

対談企画「僕が出逢った十人十色」第12弾は、1か月にわたるアジア旅の際にお土産企画を自ら立ち上げ、現在はワーホリ先のニュージーランドからお土産企画を行っている東 貴一郎さんに話を伺いました。

東 貴一郎
1993年生まれ。島根県出身。2018年9月に1ヶ月間アジア旅に出かけ、お土産Polcaを実施。その後、11月8日から「手ぶらでワーホリ」をテーマにニュージーランドへ飛び立つ。国内最大級のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーであり、今ニュージーランドでキウイ農家として働きながら、新しいエンタメを次々と仕掛けている。

誰が店員かわからない?!

ケンフィー 実際に行ってみて、どうでしたか?

東 貴一郎 アジアに行ってみて、いろんなことを考えたんですけど、今思うと「働き方」のところが日本と違うんだなって印象的でした。最初に行った台湾では、例えばお昼ごはん食べるために食堂に入ったんですけど、入るとみんな座っているんですよ。みんな座ってご飯食べていて、厨房では料理人がいるんですけど、(オーダーを取る)店員さんが見当たらないなって思ったら、一番手前の席にいるおばちゃんが店員さんで、おもむろに立ち上がって人数聞いてくるみたいな。あっこんな感じなんだって思って。日本だったら絶対ありえないじゃないですか。お客さん入ってきたら「いらっしゃいませ、何名様ですか?」って聞いて、席に案内するけれど、台湾だと誰が店員か分からないんですよ。

ケンフィー 日本だとそんなことしていたら「怠けている」って批判されそうですよね。br>
東 貴一郎 そうなんですよ。日本だとダメじゃないですか。でも向こうではそれが当たり前で、これって良い意味でも悪い意味でも捉えられると思うんですよ。日本はサービス力は高いけど、逆に求められすぎてしんどくなってきてしまうんだろうなとか。(台湾の食堂の店員をみて)働くって、そこまでやりすぎることもなくて、いい意味で頑張りすぎないスタイルもあるんだなって感じましたね。

ケンフィー 東南アジアは今、経済成長していて、その中でもタイがすごいみたいで、タイの首都バンコクと日本の地方都市を比べると、タイの方が物価が高いみたいです。

東 貴一郎 へぇそうなんですね。人口密度によって物価って変わるんだなって感じていて、香港は(物価が)高かったんですよ。というのも香港が狭い面積の中に2,30階建てのマンションが立ち並んでいる街で、移民の人もたくさんいるので、とにかく人が多いんですよ。香港では、そんなに綺麗じゃない飲食店でもファーストフード感覚のもので1000円はしましたね。

ケンフィー ファーストフードでも1000円?!

東 貴一郎 ファーストフードというより、日本でいうラーメンの感覚のものが、香港で1000円という感じですね。その前に行った国が台湾だったので、台湾では500円出せば基本的に何でも食べれていたんですよ。逆に香港の後ベトナムに行ったんですけど、その時はめっちゃ安くて、バイミー(ベトナムのサンドウィッチ)がどこでも100円なんですよ!!

ケンフィー それ日本で食べたことがあるかもしれないです。

東 貴一郎 この間、大阪のアメ村を歩いている時ベトナム料理店を見つけて、そこにもバイミーが売っていたんですよ。それでよく見てみたら「640円」って書いてあって、恐らく食材もこだわっていると思うんですが、ベトナムだと100円で買えたのになぁって(笑) なのでベトナムは物価安かったですね。あと人自体も密集している感じがしなかったので、人口密度に応じて物価も変わるのかなぁと感じました。