僕が出逢った十人十色

NPO法人を立ち上げた井口陽平さんの想い Vol.3 社会貢献×エンターテイメント

対談企画「僕が出逢った十人十色」第2弾は、大学1年のときから数々のイベントを立ち上げ、今ではNPO法人を立ち上げて若者応援など多彩な問題に対して取り組もうとしている井口陽平さんに話を伺いました。

井口 陽平
1991年生まれ。大阪出身。NPO法人若者応援コミュニティとりのす代表理事、株式会社リンガーリンク代表取締役、 SDGsネットワークおかやま若者部会代表、一般社団法人Community rapport理事を務め、エンターテインメント×人材育成をテーマに、 大学生と地域住民を繋ぐ「まちなか大学祭」や、企業の魅力を知るバスツアーなどを企画・運営している。

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社会貢献×エンターテイメント

ケンフィー  とり.OUSでは、「復興春フェス」の他にどんな活動をされてますか?

井口 陽平  まちなか大学祭だったり、大学生を対象にした運動会をやってみたり、街を巡りながらゴミ拾いしてみたり、 あとは社会貢献やNPOが仕事になるのか分からないっていう学生が多かったから、実際に働いている大人たちと学生たちで、 「実際、(NPOで)食べていけるんですか」とかをぶつけ合える対談イベントをやってみたりとか。

ケンフィー  いろいろされているんですね!どれも楽しそうです。

井口 陽平  ただどんなイベントをするにしても、復興春フェスだったら復興支援だし、街巡りゴミ拾いだったら街づくりだし、 大人との対談だったらキャリア形成だし、いろんなジャンルがあるけれど、通じて言えるのが、何か社会に良いことを学生にしてもらいたいっていうのと、 それだけ言っちゃうとハードルが高いから、そこにエンターテイメント要素を含ませたい。 例えば商店街を盛り上げていこうっていうのは、社会貢献活動になるけれど、それで学生が来るかってなったときに多分来ないなって思って。 じゃあ文化祭、大学祭を商店街でやろうよっていうエンターテイメントをかぶせてみたりとか、あとはゴミ拾いにしてもゴミ拾いだけでなくて、 今年は合コン要素を含ませてみたりとか(2017年4月30日に開催)、何かキャッチーな要素を含ませるってことにこだわってやっている。

ケンフィー  確かに楽しくないと続かないですよね。

井口 陽平  基本的に自分が楽しくないことはやりたくないから。まずは自分が楽しいこと、それからここにいるメンバーたちが楽しいこと。 絶対お客さんに楽しんでやっているかどうかって伝わっちゃうから、まず自分たちが絶対楽しいから絶対やりたいなっていうことを実現していっている。

イベント作りの大変さ

ケンフィー  イベントするにあたって何か大変なことってありますか?

井口 陽平  まぁ大変なことしかないからね(笑)毎回、イベントやったあとにもう来年はええわって思うけど、 結局やってしまうのはなんでやろな。大変なことは、具体的には、学生スタッフのモチベーションを維持させたり、 集客もそうだし、関係団体に説明したり、企画書を作ったり、補助金をもらうためにフォーマットに書き込んだりっていう感じで、 ものすごい作業は多いんだけど、もしかしたら、全部大変って思っている反面、大変って思ってないかもしれないなって。

ケンフィー  めちゃくちゃ大変なんですね!

井口 陽平  それも含めて楽しいっていうか。よく6年間もイベント作って思うのが、簡単にできてしまったイベントで大成功しましたっていうのより、 めっちゃ頑張って、めっちゃ頑張って、めっちゃ頑張って、思い通りにいかんかったイベントの方が自分としては愛着があるというか。 なんかイベントづくりって俺は子どもを作るもんだと思っていて、子どもを育てる時に、出来過ぎている子よりはなんとなくちょっと手がかかるなって子の方がかわいいかなって。 まあ人にはあんまり勧められないです。イベント作るのは命を削る作業なんですよ。

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