僕が出逢った十人十色

NPO法人を立ち上げた井口陽平さんの想い Vol.11 NPO法人の今後

対談企画「僕が出逢った十人十色」第2弾は、大学1年のときから数々のイベントを立ち上げ、今ではNPO法人を立ち上げて若者応援など多彩な問題に対して取り組もうとしている井口陽平さんに話を伺いました。

井口 陽平
1991年生まれ。大阪出身。NPO法人若者応援コミュニティとりのす代表理事、株式会社リンガーリンク代表取締役、 SDGsネットワークおかやま若者部会代表、一般社団法人Community rapport理事を務め、エンターテインメント×人材育成をテーマに、 大学生と地域住民を繋ぐ「まちなか大学祭」や、企業の魅力を知るバスツアーなどを企画・運営している。

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「とりのす」の会員構成



井口 陽平  ここに実際、温めたりするのは、正会員+社員・理事。実際に飛び立つ人達(=鳥)が活動会員。 ここに太い木を持って、こういう活動、正会員とか社員達や活動会員とかがみんなで作り上げていってるのを応援する役目が応援会員さんたち。 あと寄付者もいるんだけどね。寄付者っていうのは完全に会員じゃなくて、お金だけあげる、「頑張れ!」っていうのが寄付者なので。

ケンフィー  すごく分かりやすいです。

井口 陽平  実際に学生たちを温める役目が正会員や社員で、活動して孵化して自分らしく飛び立っていく人たちが活動会員っていう 考え方でやっていこうというのが、自分の中での組織のあり方として思ってる。 どこが欠けても絶対ダメだし、活動してくれる人がいなければ我々はすることがなくなっちゃうし。 支えてくれる人がいなかったら巣が落ちちゃうし。でも温める人がいなかったら孵化しないしとか。 そういうのが基本的な「とりのす」の考え方かなというところであります。

ケンフィー  なるほど、どの種類の会員でも欠かせないってことですね。

井口 陽平  NPOっていうのは非常に知れば知るほど面白いし、社会貢献やってる子なんかは知ってみるとすごい面白い仕組みだなと思うし、 非常に理にかなった仕組みだなとも思う。あとNPOも、やっぱり阪神淡路大震災以降にNPO法ができたから、まだまだ変わっていくと思う。

ケンフィー  歴史が浅いですね。

井口 陽平  実際、今日(2017年4月2日)からNPO法が改正になって、市民に(定款を)見てもらう期間が1ヶ月に短縮されたりとか。

ケンフィー  早く立ち上げられるようになったんですね。

井口 陽平  そうそう。早くできるようになったりとか。その代わり貸借対照表とか、会社の根幹のやつをもっと提示するように変わったりとか、 いろいろ今もかなり変わってきてるところではある。これからどうなっていくか分からないんだけど、非常に良い法人格だなとは思う。

ケンフィー  どういう場合にNPOという法人格が適役だと思いますか?

井口 陽平  特に周りを巻き込むのには一番、適役かなと思います。今の段階でこの正会員さんたちにはうちの親御さんだったりとか、 活動会員のお父さんお母さんとか、あと「とり.OUS」でずっと活動してきて卒業していったOBさん達とか、 県の役員さんとか、いろんな人に入ってもらって、みんなで応援していこうっていう形になっています。 それだけ応援してくれる人がいるっていうのが求められてる証拠だなとも思うし、より頑張っていかないとなって毎回思わされてるところではあるかな。

ケンフィー  実際にイベントとか作るのはこの活動会員の人だけですか?

井口 陽平  そうだね。うん。良いんですよ、別に木がたまたま伸びちゃっても(笑)。 応援会員だったけど、それは行こうとかっていうのも全然アリですよ。そういう感じで考えてます。

ケンフィー  いろいろ話が聞けてよかったです。今日はありがとうございました。

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