僕が出逢った十人十色

NPO法人を立ち上げた井口陽平さんの想い Vol.5 NPO法人とは・・

対談企画「僕が出逢った十人十色」第2弾は、大学1年のときから数々のイベントを立ち上げ、今ではNPO法人を立ち上げて若者応援など多彩な問題に対して取り組もうとしている井口陽平さんに話を伺いました。

井口 陽平
1991年生まれ。大阪出身。NPO法人若者応援コミュニティとりのす代表理事、株式会社リンガーリンク代表取締役、 SDGsネットワークおかやま若者部会代表、一般社団法人Community rapport理事を務め、エンターテインメント×人材育成をテーマに、 大学生と地域住民を繋ぐ「まちなか大学祭」や、企業の魅力を知るバスツアーなどを企画・運営している。

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NPO法人を立ち上げた理由

ケンフィー  NPO法人(特定非営利活動法人)って、どんな法人ですか?

井口 陽平  基本的に立ち上げるのは株式の方が楽なんですよ。もう今日立ち上げたいなと思ったら2週間ぐらいで出来ているから。 ただNPO法人って結局、所轄庁(岡山県だったら岡山市、岡山市以外の市町村だったら岡山県)の下の組織になるわけです。 それは行政って市民を誰でもサポートするところだから、そんな市民から「こういうことをやりたい」って言ってきたのを サポートしないのはおかしいということです。また行政は国の法律に則って運営されるので、国が指定した分野の活動しかしてはいけないことになっています。 結局、行政の下につくっていうことは、それ相応の「みんなが立ち上げて良いよ」っていう声がないといけないから、立ち上げるまでにものすごく時間がかかる。

ケンフィー  例えばどんな審査があるのでしょうか?

井口 陽平  法人には定款っていうのがあるんだけど、それを市民のみなさんに見てもらう期間が2~3ヶ月必要になる。 あとは、そもそも立ち上げる時に役員が10人以上いないといけないとか。株式会社はNPOと違って別に一人でも出来るんだけど。 でもそれって当たり前で、世の中のために何かしたいって思う時に、10人も味方がいないのは、それはすべきじゃないってことなんよね。 10人味方がいるんだったら、そこが一個の通過点というか、立ち上げたいんだったら10人ぐらいには自分の思いを伝えて賛同してもらいなさいよっていうことを多分言いたいんだと思うんだけど。 だからお金はそんなにかかからないんよ、NPO立ち上げるのに。ただ自分の強烈な思いがないと、なかなか立ち上げられない法人格ではあるだろうね。

ケンフィー  株式会社と結構真逆ですよね。

井口 陽平  そうだね。

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