僕が出逢った十人十色

NPO法人を立ち上げた井口陽平さんの想い Vol.10 「とりのす」の会員制度について

対談企画「僕が出逢った十人十色」第2弾は、大学1年のときから数々のイベントを立ち上げ、今ではNPO法人を立ち上げて若者応援など多彩な問題に対して取り組もうとしている井口陽平さんに話を伺いました。

井口 陽平
1991年生まれ。大阪出身。NPO法人若者応援コミュニティとりのす代表理事、株式会社リンガーリンク代表取締役、 SDGsネットワークおかやま若者部会代表、一般社団法人Community rapport理事を務め、エンターテインメント×人材育成をテーマに、 大学生と地域住民を繋ぐ「まちなか大学祭」や、企業の魅力を知るバスツアーなどを企画・運営している。

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「とりのす」の会員構成

ケンフィー  最後にNPO法人の「とりのす」の会員制度について教えてください。

井口 陽平  株式会社で言う株主が例えば6割。10人いる内の6人の株主さんが代表を降ろせって言ったら降ろせる。 NPOで言うところの株主っていうのが正会員。だから正会員さん6人が今の代表理事代われって言ったら代わらなくちゃいけない。 その正会員さんが株主と一緒ですよと。あと、これは難しいんだけど、代表とか代表理事とか、その人たちは正会員さんが許可したことしかできないわけ。 でもこの代表者とか理事さんとかも正会員さんになれるのよ。だからその辺が非常に難しくもある。

ケンフィー  正会員とかは誰でもなれるのでしょうか?

井口 陽平  これはもう株主と一緒だけど、正会員さんになりたいですって言ったら拒めないのよ。 誰が正会員になっても良いわけ。当たり前だけどね、社会のためにやろうとしてるんだから門が開かれないといけないし。 そこから先に賛助会員といったいろんな会員の種類が作れるんだけど、法律で決まってるのは正会員だけは作らないといけない。

ケンフィー  正会員以外の会員の種類は、それぞれのNPO法人に任せるって感じですか?

井口 陽平  それぞれに任されます。うちの場合は活動会員と応援会員っていうのをその下につけてて、 結局、うちでは活動会員・応援会員は一票は持たないわけよ。つまり、このNPOの根幹を決める決定権を持たない。 だから、うちとしては活動会員っていうのが、がっつり1年間を通して「とりのす」の中に入ってくれてイベント作りとかをする会員さんたちにしている。 基本的には学生が中心だよね。応援会員っていうのはスポット的に入ったりとか、もう一票はいらないよっていう会員。 一票いらないけど、とりあえずこういう活動を応援したいから、っていう大人たちだったりとか、 この企画楽しそうだから当日行くわ!みたいなのでも良いと思ってる。 ただ1年を通して企画からしていくんだったら活動会員になってくれた方が、こっちも情報を共有しないからという感じにしていて。

ケンフィー  しっかり考えられているんですね!

井口 陽平  それを今、仕組みとしては木があって、鳥の巣って巣があって、木があって、枝があって、その上に巣があって、 その巣の上に鳥がいる。鳥の巣に卵を置いて、こいつが孵化して鳥になるわけじゃない。 結局、この支える木っていうのを我々は応援会員にしてるんです、イメージとしては。(以下の図を参照)


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